はじめに
4月入園を希望している方は、そろそろ保育園見学の予約を始めている頃ではないでしょうか?
自治体によって異なりますが、11月頃から入園申込みが始まる市町村も多くあります。気になる保育園がある方は、早めにお住まいの自治体のホームページや窓口で申込み時期を確認しておくと安心です。
私は保育士として働いてきた経験と、実際に3人の子どもの保育園探しをした経験があります。
今回は、保育士だからこそ見てほしい「保育園見学で絶対にチェックしたいポイント」をご紹介します。
① 園庭や戸外活動の時間
私が必ず質問するのが、「園庭遊びやお散歩はどのくらいありますか?」ということです。
子どもにとって体を動かして遊ぶことは、体力づくりだけでなく、心や社会性の成長にもとても大切です。
もちろん立地などの理由で園庭がない園もありますが、その場合でも近くの公園へ積極的に出かけているかなどを確認すると安心です。
園庭がなく、お散歩などの戸外活動も少ない場合は、その理由も聞いてみることをおすすめします。
② トイレや手洗い場の清潔さ
トイレは毎日使う場所なので、清潔に保たれているかを見ています。
また、
- 子ども用のスリッパがあるか
- 手洗いの順番がイラストなどでわかりやすく掲示されているか
- 子どもが自分で手洗いしやすい環境になっているか
といった点もチェックしています。
毎日の生活の中で自然と生活習慣が身につく環境になっているかを見ることも大切です。
③ 子どもたちの表情や笑い声
私が一番大切だと思っているのは、子どもたちが楽しそうに過ごしているかということです。
園内を見学していると、子どもたちの笑い声や楽しそうな話し声が聞こえてくる園は、とても良い雰囲気だと感じます。
保育士が常に指示を出して動かすのではなく、子どもたちが自分で遊びを選び、主体的に楽しんでいる姿が見られる園は安心できるポイントの一つです。
また、
- 一人ひとりが夢中になって遊べているか
- おもちゃの種類や数は十分あるか
- 年齢に合った遊びが用意されているか
などもぜひ見てみてください。
保育園は朝から夕方まで長い時間を室内で過ごすことがです。
だからこそ、子どもが安心して、楽しみながらのびのびと過ごせる環境かどうかを大切にしてほしいと思います。
④ 先生が子どもの目線で話しているか
乳児クラスでは、とても大切にされている保育の考え方の一つです。
まだ言葉で十分に気持ちを伝えられない乳児は、大人の表情や声のトーンをよく見ています。そのため、先生が子どもの目線までしゃがみ、目を見て優しく話しかけているかはぜひ見てみてください。
また、保育室の雰囲気にも注目してみましょう。
例えば、先生がみんな立ったまま慌ただしく準備をしていると、子どもたちも落ち着かず、不安な気持ちになってしまうことがあります。
もちろん活動の準備などで立っている時間もありますが、普段の保育では先生が床に座って子どもと同じ目線で関わり、ゆったりとした雰囲気がある園は安心できるポイントの一つです。
子どもたちが安心して先生に甘えたり、自分から遊びを楽しんだりしている様子が見られるかも、ぜひチェックしてみてください。
⑤ 子どもの作品や飾り方
保育園へ行くと、子どもたちの作品が飾られていることが多いですよね。見ているだけで、一人ひとりの個性が感じられてとても素敵です。
私自身、保育士として子どもたちの製作活動を考えてきました。
だからこそ見学では、「子どもらしさ」が大切にされているかを見ています。
大人が手を加えすぎると、きれいな作品にはなりますが、保護者に見せるための作品になってしまい、子ども一人ひとりの個性が見えにくくなってしまうことがあります。
少しくらい形が違っていても、その子らしさが感じられる作品が飾られている園は、子どもの主体性や成長を大切にしている印象があります。
また、各学年の作品が飾られているか、年齢に合った製作活動が行われているかにも注目してみると、その園の保育方針が見えてきます。
⑥ 先生同士の雰囲気
先生同士が笑顔で挨拶をしていたり、自然に声を掛け合っていたりするかも大切なチェックポイントです。
保育はチームで行うものなので、先生同士の雰囲気が良い園は、子どもたちも安心して過ごせることが多いと感じます。
反対に、職員同士の会話がほとんどなかったり、慌ただしく殺伐とした雰囲気だったりすると、少し気になるポイントです。
保育園は子どもが長い時間を過ごす場所だからこそ、安心して過ごせる温かい雰囲気があるかをぜひ見てみてください。
⑦ 毎日持っていくもの
毎日の持ち物は、保護者の負担にも大きく関わります。
見学の際には、保護者の負担を減らすためにどのような工夫をしているかも聞いてみるのがおすすめです。
例えば、
- おむつのサブスクリプションサービスを導入しているか
- 食事用エプロンを園で用意してくれるか
- お昼寝用の布団やコットを利用しているか
- おしぼりや口拭きタオルの準備は必要か
などは、毎日の負担が大きく変わるポイントです。
保護者が少しでも安心して子育てと仕事を両立できるよう工夫している園は、困ったことがあったときにも親身になって相談に乗ってくれることが多い印象があります。
まとめ
保育園は、子どもが朝から夕方まで長い時間を過ごす大切な場所です。
設備の新しさや建物のきれいさだけではなく、子どもたちの表情や先生との関わり、園全体の雰囲気を見ることで、その園が大切にしている保育が見えてきます。
見学では緊張してしまうかもしれませんが、気になることは遠慮せず質問してみてください。
そして、「ここなら子どもが安心して過ごせそう」と感じられる園に出会えることを願っています。
入園が不安な方へ
「どうしても4月から保育園に入園しなければならない」というご家庭も多いと思います。
そんなときは、一人で悩まず自治体の窓口へ相談してみてください。
私自身も何度か相談に行き、点数が上がる可能性のある申請方法や、待機児童になった場合の制度など、知らなかったことをたくさん教えていただきました。
自治体によって制度は異なりますが、相談することで選択肢が広がることもあります。
ぜひ早めに確認してみてくださいね。



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